9/14(月)RobiZy総会シンポジウム|生成AI×フィジカルAIが切り拓く日本の未来総会シンポジウム懇親会 残り40申込む

現場でAIを使うときのガバナンスとリスク管理

No.37AI Governance·AI·約13分·全7ページ

エグゼクティブ・サマリー

  • 現場AIのガバナンスは「禁止事項リスト」では機能しない。 現場が知りたいのは「使ってよいか」ではなく「この作業に使ってよいか」である。作業単位で線引きしない規程は、読まれないまま影で使われる状態を生む。
  • リスクは一律ではなく4層に分かれる。 ①人体に触れる ②モノ・設備を動かす ③意思決定を左右する ④文章・情報を生成するだけ、の順にリスクの重さが違う。同じ「AI利用ルール」で束ねると、①が緩みすぎるか④が窮屈すぎるかのどちらかになる。
  • 決めるべきは精度ではなく「誰が止められるか」である。 AIの誤りをゼロにはできない。ガバナンスの実体は、異常に気づく仕組みと、現場の担当者が上司の承認なしに止められる権限を明文化することに尽きる。
  • 判断ログを残していない現場は、事故のあとに説明ができない。 入力・出力・人が採否をどう判断したかの3点を残す設計を、運用開始前に組み込む必要がある。あとから足すのは難しい。
  • ガバナンスは一社では完結しない。 現場のAIはユーザー企業・SIer・メーカー・運用事業者にまたがって動く。責任分界を契約前に文書化しないと、不具合発生時に全員が「自分の範囲ではない」と言う状態に陥る。

現場でのAI活用が広がるにつれ、「ガバナンスをどうするか」という問いが増えている。しかし多くの企業で実際に起きているのは、情報システム部門が一般的なAI利用ガイドラインを作成して全社配布し、現場がそれを読まずに使い続ける、という状態である。規程は存在するのに実効性がない。逆に、規程が厳しすぎて現場が申請を諦め、個人アカウントで生成AIを使う「影のAI利用」が発生している例もある。

この状態が生まれる理由ははっきりしている。ガバナンス文書が作業単位ではなくツール単位で書かれているためである。「生成AIの業務利用について」という文書は、日報の下書きにも、検査判定にも、ロボットへの動作指示にも同じ規律を当てようとする。しかし現場から見れば、この3つはまったく別の話である。本稿では、現場のAI利用を4層に分解し、それぞれに何を決めるべきかを具体的に示す。

— 続きはこの先。全文を無料でお読みいただけます —

Event — 9/14 東大

この領域は、一社で見ていると判断を誤る。

RobiZy総会シンポジウム|生成AI×フィジカルAIが切り拓く日本の未来 ——AIは考えるから動くへ、そして人のこころに寄り添うロボットへ

技術の進展が速く、実装事例の多くは表に出ません。立場の異なる主体が一つのテーブルに集まる場でしか、実像は見えてきません。

日時
2026年9月14日(月) 14:00〜18:00(懇親会 18:15〜19:40)
会場
東京大学 弥生講堂 一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1)
RobiZy総会シンポジウムに登壇する山田 太郎氏
山田 太郎
参議院議員
AIロボティクス立国に向けた国家戦略と政治の役割
RobiZy総会シンポジウムに登壇する橋本 健二氏
橋本 健二
早稲田大学 大学院情報生産システム研究科 教授
考えるAIから、実世界で動くAIへ(仮)
RobiZy総会シンポジウムに登壇する林 要氏
林 要
GROOVE X 株式会社 代表取締役社長
温かいテクノロジー

ほか 袖山 慶直/安井 也雄/北河 博康 の各氏が登壇します。

参加費はRobiZy会員 1,000円/非会員 5,000円。学生1,000円。
懇親会(6,000円)は先着100名で、残り40席です。
会員なら4,000円安く参加できます。入会をご検討中の方は、この機会に合わせるのが得です。
More関連ホワイトペーパー